安心・希望・夢のある政治を目指す(2008.8.1)

眞の政権担当能力を競おう!!

国民の期待を担った小泉内閣は、自由競争と市場原理、小さな政府を基本に、マクロ経済を甦らせました。大手術で命をとりとめた人の感謝の気持はやがて薄れ、後遺症への不満が出てきます。この不満に抗しえず、自民党は参議院選で大敗してしまいました。

参議院でのこの多数を背景に、民主党は後遺症を批判し、国民の不満をあおっています。財源即ち将来の増税や赤字国債を隠し、バラマキ政策で有権者の歓心を引こうとしています。批判と混乱で自民党と福田内閣を追込めても、国民を幸せにすることはできません。

民主党に政権担当能力は本当にあるのでしょうか。福田政権にとり、小泉・安倍内閣が残した後遺症への釈明の時は終わりました。伊吹幹事長は、「長寿者に安心」、「現役世代に希望」、「青少年に夢」を与える福田色を打ち出す時だと述べています。衆議院の任期まで後一年、日本を混乱させぬためにも、自民党は選挙を勝ち抜かねばなりません。

常在戦場総選挙に備える

ねじれ国会の教訓

六月に終った衆参ねじれ国会は、多くの教訓を残しました。道路特定財源の与野党対立は、ガソリンの値段の乱高下と地方財政の混乱を生じました。三度に亘る参議院での日銀人事の不承認は、景気への不安をかきたてました。

両院で各々第一党である自民、民主両党は、国民から主権を託されていることを自覚し、話し合い、政策をまとめ、国民生活安定の責任を果たさないと、政治不信と参議院無用の声が高まります。

党略より国民の為に

歳入法案と道路財源特例法案を、審議サボタージュにより六十日間参議院に止めおいた民主党は、政府の長寿医療制度を廃止する法案を参議院で、わずか六時間の審議で議決しながら、衆議院では審議に応じませんでした。道路財源問題より、今日の日本を創られた長寿者の医療を民主党は軽くみているのでしょうか。

参議院で総理の問責を議決し、それを理由に、衆参両院の審議に民主党は応じません。多数の力は、自己抑制のうえに、党利党略より国民の為に行使されねばなりません。

公約は実現してこそ

政治への期待は、批判により溜飲を下げさせてもらうことではなく、実現可能な提案で安心できる生活を護ること。各党は公約をし、選挙の支持を得ようとします。誰れしも負担は嫌で、サービスが多いのは歓迎です。

この有権者の気持につけ込み、財源のない耳障りの良い政策をバラマイても、実現は不可能。後世に借金か増税を残すだけです。保険料なしの年金給付、農業の戸別補償等々、参議院選挙の民主党のマニュフェストは実現したのでしょうか。

避けられぬ税制改正

日本は世界に類を見ないスピードで、高齢化と少子化が進んでいます。劣悪な生活環境の下で、今日の豊かな日本のため頑張った長寿者の年金、医療、介護は、安定した財源で支えるべきです。

財源をどうするか。労働の質と生産設備の能力を上げ、経済成長を持続するのは当然。が、長寿化という構造変化には税構造も変化すべき。民主党のように、国民の嫌がる負担の議論を避けるのではなく、全ての人の社会保障の財源は、全ての人が負担する消費税率でとの議論に入る時です。

総選挙と政界再編

衆議院の任期は後一年、解散総選挙はいつあっても当然。参議院選挙時の民主党のような、財源不明のバラマキ公約でなく、堂々の政策を示し、政権担当能力を国民に判断してもらう時です。

伊吹幹事長は、「総選挙で勝った党の主導で、衆参ねじれ解消の政界再編は進む」と述べています。甘い公約の不渡手形の束を持って、国民が立ちすくまなくてよいよう、自民党は説明責任を果し、備えを万全にする時です。

伊吹文明 顔写真

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