国会レポート

NO.196  定額給付金をめぐる本音と建前

梅の香を頼りに歩む庭の闇。寒い毎日ですが、暦のうえでは立春。お元気ですか。

定額給付金を含む二次補正予算が成立し、法制的には給付はいつでも可能。このこと程、それぞれの本音と建前が違うのは珍しいことです。他を論ずる前に、私のことを述べねば不公平になるでしょう。

定額給付金は、麻生幹事長当時、公明党と与党間で合意した定額減税に始まります。与謝野経済相や財務相だった私は消極的でした。実施のため二兆円もの借金を後世に残すのは、財務規律から不適切で、やるなら省エネ投資減税や教育等後世に残るものと考えたから。

その後、麻生内閣誕生時に米国発の金融危機・不況が顕在化し、日本の輸出・消費・設備投資は落込み、不況に転落。給付金の消費下支え効果は経済学者の指摘どおりで、各国も同じ対策を採っています。私の本音は変わりませんが、与党決定の建前に従っています。

給付金の不人気は、政策の適否より、政府決定の建前と閣僚の本音発言の不一致、姿勢のぶれをマスコミや野党が突いてからです。民主党は国民感情に乗じ、政策を批判するとの建前をとりつつ、与党を攻撃しているのが本音でしょう。政策として反対が建前でなく本音なら、民主・共産等で過半数を占める市町村議会で反対を貫ぬき、七割が給付金に反対でも九割が受けとるとの国民の本音とぶつかってでも、実施を引き受けないとの多数決を行使するのが筋です。ご自愛を。

2009年2月6日 於議員会館

伊吹文明

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