週刊いぶき

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2026年2月24日

中道改革連合は167議席が49に激減する大敗。野田・斉藤両代表が辞任、小川淳也さんを新代表に選出されました。党再建の為には、エンジンである地方議員の統一選挙を来春に控え、立憲・公明のまま残っている参議院と地方組織をどう再生するかも含めて、小川さんには立憲幹事長時代の小川から一皮むけて、党代表小川としての力量を発揮してほしいと願っています。

今回の選挙で何故当選できたか分からない自民党議員も正直いるのでは。メディアは「高市旋風」と言いますが、「高市旋風」とは何だったか。平成21年(2007)の鳩山民主党政権誕生、自民党下野の選挙を思い出します。選挙区内でだれも知らない人が、突然「民主党です。無駄さえ省けば何でも出来る」と叫び当選。地道な日常活動・政策論議は何だったのだろうと呆然としたものです。高市さんも私も近畿比例で復活当選したのは苦い想い出です。だが3年後に民主党は大敗し、当時の新人議員は今どうしているのか。「高市総理と一緒に豊かで強い日本を創ります」と叫んで当選した議員には、民主党の二の舞にならぬよう、地道に研鑽してほしいと思います。

民主党旋風、小泉ブーム、安倍人気は、アンティテーゼがそれを創ります。高市旋風は石破前総裁と対象的な明るさ、率直な物言い、潔さ、女性初等国民は「何か違う」と期待感を持ったのでは。だからこそその期待に、謙虚な姿勢で応えられるかが、民主党政権の二の舞にならぬ鍵のようです。

一方で中道惨敗の原因は何かについて、メディアには後講釈の理由が並びます。①選挙直前の結党で、理念や政策を理解してもらう時間がなかった。②与野党で対立していた党の合併は選挙目当ての野合と映った。③旧立憲・旧公明の支持者に当惑いがあった。④公約が論文調で長い。⑤SNSを含め若い層へのメディア対策の失敗等々。各々はその通りですが、私には立憲という政党が、現在でも東西冷戦下の55年体制を抜け切れない層を内包し、党の刷新、時代の変化への適応が遅れ、国民の支持を失った流れの結末に映るのです。

①憲法、②外交防衛、③原子力等で現実的姿勢を徹底出来ず、「中道」に逃避したと思えてなりません。強権体制ではなく、自由・民主制・法の支配の現在の国々では、市場経済や競争社会の弊害を正す為、国民の良識に期待する保守、知性に頼り政策介入を多用するリベラルが選挙で支持を競いますが、外交安全保障や国家の基本には大きな違いはありません。他党頼りの「何」と「何」の中道ではなく、自由、民主制を前提としたリベラル政党として、中道が自らの位置を確立することを健全な議会制民主制の為に期待します。