嘘のない公約で決められる政治
   安心できる日本の復活 (2012.08.01)

民意を聞く時!!

三年前の政権交代は何故おきたのでしょう。永年の自民党政権への飽き。自民党の国民感情からの遊離。小泉改革の負の部分としての予算緊縮への国民の悲鳴。これ等が世論の流れを反自民、政権交代に向かわせたのでした。

そして民主党のマニフェスト。今でこそマニフェスト総崩れ等と報道しているマスコミは、当時は財源の甘さ、実現不可能な人気取りの実態をいくら指摘しても報道はされませんでした。有権者も聞く耳を持たれない程に自民党は嫌われたのでした。

その結果が、世界から軽く見られる日本、与党としての自覚と責任感のない民主党政権の誕生でした。主権者たる国民が主権を委ねるのが選挙。やるとの約束は果されず、やらないと約束したことはやる−それが社会保障と税の議論で明らかになりました。主権者にもう一度意見を聞く総選挙を一刻も早く実施する時です。

全ては三年前の総選挙

三年前の総選挙で自民党は惨敗し、現在の民主党政権が誕生しました。自民党の敗因の第一は、自民党の目線が国民と遊離し嫌われたこと。第二は長期政権への飽き。第三は小泉構造改革の避けえぬ副作用である必要な予算までもの削減への恨磋。そして麻生内閣の解散時期の誤りでしょう。

加えて民主党のマニフェストです。こども手当てを始めとする財源なきバラマキ、前後の見境なき大衆迎合の発言等々。予算圧縮に苦しむ国民は、大喜びして飛びついたのです。マスコミもまた政権交代をあおり続けたのが、今日の日本の現状です。

末期症状の民主党政治

日本政治の惨憺たる現状は、全て嘘のマニフェストから始まっています。票を取るための、実現不可能な約束、契約が、ブーメランのように戻ってきて、与党民主党を苦しめているのです。加えて政党としての未熟さ、与党であることの自覚と責任感のなさが、日本政治の混乱に拍車をかけます。

野田総理が、「政治生命をかける」と言い切った社会保障改革と消費増税も、実は総選挙の時には、「やらない」と約束していたものです。「やっと必要」と気付いたが、国民にやらないと約束していたことをやろうとする野田さん、約束していなことはやらないとする小沢さんの民主党内の喧嘩です。

決められない政治

民主党政権下では、日々の行政が滞りがちだといわれています。東日本大震災からの復興、原発の扱い、景気対策、TPP等が未解決のまま。周辺諸国は日本政治の弱体化の隙をつき、尖閣等日本の主権を脅かしているのが残念な現実です。

外国にあなどられる決められない政治は、衆参ねじれ現象や野党の非協力の為などでは、さらさらありません。民主党の野党時代とは大きく異なり、自民党は補正予算、税法、今回の社会保障と税の問題等々、国民の為に協力を重ねてきました。民主党の内部対立こそが、決められない政治なのです。

自民党はこうする

政権交代後の再出発にあたり、伊吹さんが責任者となり、自民党は党の綱領即ち憲法を改訂。維持すべきもの、改めるべきものを峻別し、秩序のなかに進歩を求める国民政党として再出発したのです。自助自立する個人に、共助、公助を組合せるビジョンを示しています。

社会保障と税の一体改革と称する民主党案は、年金、医療、介護の具体的展望、法案を伴わない、消費増税先行のバラマキ提案でした。自公両党は、税や保険料を支払う人の立場から、消費増税実施の条件として、年金、医療、介護の法律の提出を政府に義務付ける修正を行ったのです。

九月会期末に解散か

衆議院本会議は、社会保障と税の一体改革の自公民三党修正案をめぐり、民主党内の対立が露呈し、大荒れとなりました。国民に「やらない」と約束していたが、消費税増税は必要と態度を変えた野田総理と嘘であっても、国民との約束を貫きたい小沢さんの対立です。

結果は289名の民主党議員の四分の一、73名が造反。自公の支えで、辛じて衆議院を通過したのです。参議院は造反がなくとも、与野党は逆転しています。参議院を通過させるには、自公の協力を求める条件としての解散が秒読みの段階です。

伊吹文明 顔写真

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